困難化 2010 9 23

 尖閣諸島沖で起きた日本の巡視船と中国漁船の衝突事件は、
ある時点から、解決が困難な方向へ転化したと思います。
 この問題で、「漁船が巡視船にぶつかってきた。いや逆だ」と
論争しているうちは、何とかなったかもしれません。
 しかし、これが、領土をめぐる論争に発展してしまうと、
解決困難な問題になってしまうでしょう。
 日本人は、こう考えるでしょう。
「こうして、日本の島が、ひとつひとつ中国に奪われていくのか」
こうなると、日本人は、引くに引けなくなるでしょう。
 日本は、島国であり、海洋民族の国です。
日本列島自体が、島々で構成されているのです。
広大な大陸を所有する中国と違って、
海洋民族にとっての「島」は重要な意味を持っているのです。
だから、「島」の問題となると、親中派の日本人でも強硬になるでしょう。
 「どうして、そんな、ちっぽけな島のことで、意地を張るのか」
こういう発想は、大陸の人の発想です。














































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